音楽を伝える為に...要は私の足掻きです。
鍵盤ハーモニカでも、歌でも、ピアノでも結局は、“何をどう伝えたいのか”がはっきりしていないと伝えることはできないです。
当たり前?
いえいえ、どうしたいかが分からない時って意外にあるのです。
曲が見えない時、見えてもイメージが湧かない時、曲の感じが自分の好みと合わない時...
結局、こういう時は、楽譜通りの音を並べてしまいがちです。
気が付かないうちに音を並べて、弾けてる気分になる時ってあるのです。
どうすればいいかって?
私は、先ずは楽譜と睨めっこします。
旋律の流れを歌いながら4小節単位に(2から8くらい)区切ります。
同じ旋律がきちんと2回繰り返して出てくる時よりも、2回目が少し変わっている事が多いです。
この変わり方が作曲家によって違っていて、私はこれを見つけたりするととてもいい気持ちになってしまいます。
事の始まりは、室内楽での伴奏がなかなか弾けなくて苦しんでいた時に、楽譜を見ていて同じ旋律の変化に気がつき、見える化をしたのです。
フォーレのわけわからんと思えるような曲も旋律変化を少しずつ追っていくと何とか曲が見えてきたりするのです。
こうすることで音楽が進もうとしている方向がわかってきます。
後は、自分の演奏を録音して聞いて考えます。
客観的に自分の演奏を聴きながら、あれこれ考えます。
ちょっとした工夫ですが..., お粗末でした。