音楽療法士の方が施設にいらっしゃるというので、先日、見学に行ってきました。
認知症などの色々な病気を抱えていらっしゃる方々が入居されているグループホームなので、元気な高齢者ではないのです。
母もここに12年近く過ごしていました。
まずは、口の運動をしました。
アイウエオという母音を1つずつ発声します。
口の中が潤ったら歌い始めます。
皆さんが知っている曲をゆっくりとしたテンポで、しかもキーを4、5度下げて歌います。
男性も女性も歌えそうなテンポとキーで、歌詞カードを見ながら歌うのです。
私はこのテンポとキーの低さにビックリしました。
何曲か歌ってから、療法士の方が演奏をしてくださいました。
初めはクラリネットでシャンソンを、次はオートハープという楽器で伴奏をつけてみんなで歌いました。
戦前の歌謡曲の引き出しを一杯お持ちで、李香蘭の歌もバッチリ歌ってしまいました。
すごいなぁと思いました。
私も少し手伝う約束なので、鍵盤ハーモニカで合奏してきました。
楽しかったです。
そして音楽は脳に中の色々な場所に記憶されるので、認知症になっても忘れないそうです。
音楽は現実を忘れさせてくれたり、改善してくれたりするそうで、皆さまのお役に立ちたいなぁと思っています。