昨日は、いつもなかなかピアノを弾こうとしないFちゃんが、やっと、初めて集中して弾きました。
どうやったかですって?
実は、私はFちゃんに
“両手で弾いているぞ!”
ということを体験させてあげたいとずっと思ってきました。
今まで、何回も色々な楽譜であれこれやってみたのですが...
どうしてもダメでした。
それで全てが難しいのではなのではと次第に思うようになりました。
他の先生がやっているのを観ていてハタと思ったのです。
両手奏を味わってもらいたいのですから、無理してメインの旋律を弾く必要はないと気が付いたのです。
それで、両手奏で伴奏を弾いてもらうことにしました。
伴奏を両手で分けて弾くようにしたのです。
左手は全部ソにしてやってみました。
Fちゃんが弾き始めたので、私は旋律を一緒に弾きました。
蝶々を弾いたので、Fちゃんはすぐに分かり、最後まで弾ききりました。
とっても真剣に弾いていて、Fちゃんはとっても集中していたし、弾けた!という思いが大きかったのではないかな?
確かに知っている曲を弾くのは楽しいけれども、易しいと必ずしも言えません。
指のポジションが変わっていたり、新しい音が出てきたりしたら、好きな曲を好きなように弾いているのでは、めちゃくちゃになってしまいます。
更に家でさらっていない子供たちにとって、レッスンの時間は非常に貴重な時で、そこで弾ける感触を体験するか否かは”やりたい“という気持ちに直結していくと思います。
また今度新たなものを書かなくてはならなくなりました。